禁煙治療薬チャンピックスについて

チャンピックスはファイザー社が開発した禁煙治療薬です。日本国内では初の飲むタイプの禁煙治療薬で、今までのニコチンパッチやニコチンガム等の禁煙補助薬とは異なりニコチンを含んでいません。チャンピックスを服用することで、ニコチンを摂取したときに似た満足感を与えつつも、その依存性を和らげ、次第にタバコの美味しさを感じなくなっていきます。ニコチンガムや、ニコチン入りパッチとは異なり、ニコチンを摂取することなく禁煙をすることができます。

禁煙補助剤チャンピックスを製造しているファイザー社によると、約3ヵ月間チャンピックスを服用した人のうち、44%が禁煙に成功している商品であり、従来までの禁煙補助剤に比べて圧倒的な成功率となっております。

チャンピックスの成分チャンピックス
タバコを吸いニコチンを摂取すると、脳内の快感物質ドパミンが放出されますが、ニコチンが切れることでイライラや集中力切れなどの各種症状が出ます。
ニコチンパッチやニコチンガムのように、成分中にニコチンを含まないこともチャンピックスの特徴です。これまでの禁煙治療薬がタバコ以外の方法でニコチンを摂取することで吸いたい欲求を抑えるのに対して、チャンピックスはニコチンを含んでいない、脳に働きかけることでニコチン切れの症状を軽くしたり、自然な形で禁煙を成功させることができます。
チャンピックスの有効成分バレニクリン酒石酸塩は、ニコチンに似た構造をしており、脳内のニコチン受容体を軽く刺激することでドーパミンを放出させます。快楽物質(ドーパミン)を放出する働きもあり、禁煙に伴う離脱症状を緩和します。

チャンピックスの服用方法
初日~3日目の場合:0.5mg錠1日1回、朝の食後に服用してください。
4日目~7日目の場合:0.5mg錠1日2回、朝と夕食後に服用してください。
2週目からタバコを吸うのをやめます。この頃になるとチャンピックスの効果で、吸いたい欲求がだいぶ抑えられます。
チャンピックスは原則として、他の禁煙補助薬と併用しないこと。
チャンピックスの忍容性に問題がある場合には、0.5mg1日2回に減量することができます。
重度の腎機能障害患者(クレアチニン・クリアランス推定値:30mL/分未満)の場合、0.5mg1日1回で投与を開始し、その後必要に応じ、最大0.5mg1日2回に増量すること。

チャンピックスの副作用
チャンピックスの副作用としては、不眠症、吐き気、頭痛、便秘、お腹の張り、上腹部痛、食欲不振、異常な夢、めまいなどの報告があります。
一番多いのは、吐き気や鼓腸、便秘などの胃腸症状です。頭痛も10人に1人くらいの割合で起こります。いずれも軽いものが多く、重症化することはまずないと思いますが、気になるときは医師とよく相談してみましょう。
精神的な変調もみられます。不眠、異常な夢、不安感、イライラ、怒りっぽい、気分の落ち込みといった症状です。ただし、このような精神症状は、薬とは関係なく、禁煙そのものにより発現することが少なくありません。つらいことは遠慮なく医師に話してください。
副作用であるめまいや眠気、意識障害などもあるため、服用をした後の自動車の運転などは控えることが大切です。